5/16 おまえ、見て描いたろう

スコアボードに書いてある口内炎の数

体調が悪くてずっと寝ていた。ずっと寝ていたはずだが、起きたらパソコンが付いてて休みの連絡を入れてた。記憶がないけど、まだお前はこんなことが出来るのかって、調子に乗っていたら夜ご飯を逃した。成し遂げたことを見返す時間減らしたいけど、こうでもしないと生きてられないと自分で知っておかなきゃならないから仕方がない。バイトを休むのが嫌だったから、辞めると言うことにした。閉店しろ!の気持ちで押し上げた受話器は気持ち斜め後ろに飛んでいって、帰ってこなければいいのに(と思った)。
信頼は地の底だったからお互いに当然のように行かない/来ないと思っていて、そんな繋がり今後作れるだろうか、とも思ったけど辞めた人間だから黙った。記憶も盗んでいってくれ、だったが別に何も盗まれてはいないんだった。蚊帳で暮らしてる此奴を、一度も家には入れなかった。

小さい頃クレヨンを捨てる予定をカレンダーに強い色で記したことがある。クレヨンで。親とかも見てた。これから始まる何らかの行事に期待を膨らませつつも、自分が動いているという不思議なる思議に体はついてゆかず、言葉にできない歯痒さだけが募っていて、勝っていたから、その時も周りを興奮させるためだけに記したはず。考えていたから喋らなかったのは今と似ているが、物を捨てることに前向きなのはまったく違う。口数は溜息の数。親と大して言葉を交わさずに育った僕は少し褒められるだけで何でもできる気がしてしまう、口から糸を吐く化け物になった。ラーメンはフォークで食べていたし、それで周りに何かを伝えたいわけでもなかった。

薄い頭痛が襲うというより浮かぶ中、Twitterを見た。みんな何の話をしているか分からないのはいつだって面白い。幼稚園の避難訓練が一回もうまくいかなくて園長が鬱になってたの思い出す。それを大事にしたいから無垢でありたくて無学でありたい時がある。大学に受かったどころか腕を掴まれている。その夜は夜でも晴れとわかる晴れで、うまく掴めないどころか眩しかった。